リ・ボーン(鉄炭団子)による水質浄化及びヘドロを餌にする実証実験
投入場所:鳥取県米子市旧加茂川
投入年月日:平成25年9月
投入数量:300kg.(2か所200kg・100kg)
協力:旧加茂川(河川管理者許可済)
:クリーンアップin加茂川実行委員会
毎年7月に行われている河川清掃、藻狩り「クリーン作戦in加茂川」で平成25年から参加して
いますが、2年経過した平成27年からヘドロの臭みがなくなり作業しやすくなったと、関係者
の方より好評を頂きました。実際作業して、軍手が臭くないことに気が付きました。
投入場所から4・500m下流域が少しずつ変化を起こし水底が見えるようになりました。
リンと結合したリン酸鉄、鉄イオンなど鉄分を取り込んで活動を始めた微生物やプランクトン
によりヘドロをエサとしたため減少したものと考えます。
シジミの復活が期待できる水域環境になりつつあります。
旧加茂川の状況
全長 1700m 川幅 上流6m・下流11m
干満の影響:河口から1000m
投入場所から400m下流
平成26年2月18日 |
平成29年2月16日 シジミが復活する |
投入場所から500m下流
平成26年2月18日 |
平成29年2月16日 微生物・プランクトンの活動が活発になり ヘドロの減少となった。 |
平成26年12月27日 |
平成29年2月16日 |
鉄炭団子(リ・ボーン)からの距離によって効果が変わります。
島根大学 生物資源科学部
生物資源科学研究科
准教授 桑 原 智 之